« 千葉消防徒然話 番外編 その2 | メイン | 千葉消防徒然話 番外編 その4 »

2007年12月31日

千葉消防徒然話 番外編 その3

臨港1小隊使用車両の隊名表示について


>消防都纏 様

千葉市 TAK


こんにちは。
ご回答が遅くなりましてすいません。


>臨港の1小隊は化学車なのにドアの文字は
>臨T-1となっています。


お尋ねの臨港1小隊の使用車両(C2)の隊名表示が化学車なのになぜ臨T−1
(水槽付ポンプ車の扱い)
になっているかですが、これは同一署所での化学車の複数台配置によるものと考えます。

他例を見ていくと美浜本署のポンプ1小隊は大型化学車を使用していますが、ドア下の隊名表示は
美C−1になっています。
当然こちらの表示が原則的・普遍的で、臨港1小隊の使用車両もこれに倣うべきなのですが、それではなぜ、T表示になっているのか、車両種類区分としてはホスカー付普通化学車(CP)に間違えなく認識区分されているわけで車両コードは平成1年3月に南署本署(現・宮崎出張所)に新車就役以来ずーっとC2の筈です。
別に化学消火装置を取り外したとかいうことはまったくありません。
この普通化学車(CP)が平成8年3月に宮崎出張所から臨港出張所に配置替えされた時点で、すでに臨港に配置されていた大型化学車(耐爆装甲化学車を更新した車両)に臨C−1と書かれてあった表示を臨C−2と書き換え、新規転属配置の普通化学車(C2)に臨C−1と書き込むべきだったのでしょうが、
おそらく大型化学車の表示をも書き換えるのがちょっとだけ面倒だったんでしょう。(笑)
大型化学車の表示を臨C−1のままにして普通化学車(C2)の表示を臨C−2と書く方法もあったのでしょうが、ポンプ1小隊として使用するのでそうしたくなかったのではないのでしょうか。
(あくまでも推測ですが。)

なお、化学車の複数重複配置の実例としては南署本署が嚆矢です。
昭和54年2月にもともとあった普通化学車(C43)に加え、(南署1分隊として運用されていました。)
損害保険協会より寄贈された大型化学車(C10)が追加配備されて重複運用されました。
その後配置移動があって南署本署にポンプ1分隊に生浜から水槽付ポンプ車が廻ってきて化学車の
重複配置は一旦消えましたが、平成1年3月に上記のとおり、普通化学車(C2)の新規配備に
よって再び重複配置が復活しました。
平成8年3月に先に書いたとおり普通化学車(C2)が宮崎出張所から臨港出張所に配置替えされたことで重複配備は消えました。

また平成2年1月に、それまで中央署本署に配備されていたDC化学車(CD)が高浜出張所に配置替えされて、すでにあった3点セットのユニットの大型化学車と重複配置になったことがあります。
DC化学車はその後平成5年4月の打瀬出張所の新設にともなって高浜より転属して重複配置は消えました。

化学車の同一署所への重複配備は東消庁でさえも非常に珍しく、せいぜい空港分署くらいのものです。
市原やら袖ヶ浦やら成田あたりでは化学車の台数が多いので見られるかもしれません。


------------
投稿日:2001年4月3日
------------

投稿者 taksoho : 2007年12月31日 05:38

コメント